「日経デスクトップ」は,有料・会員制のビジネルポータルサイト。日経4紙の記事やニュース速報といったコンテンツを柱に,スケジュールやメール管理をユーザーごとにカスタマイズした画面で提供する。XML技術を使うことにより,携帯電話やPDA(携帯情報端末)からの利用も可能にする予定だ。会費は1ID当たり月額1000円となる見込み。
ニュースなどのコンテンツ提供だけでなく,企業の業務支援サービスも提供する予定。例えば,「日経デスクトップ」を介在させることで,外部企業との情報共有を実現する機能や,ネットを使った備品の購入などができる。また,年内にはネット上での商品見本市「e-コンベンションセンター」の開催も計画している。
日経デスクトップの社長に就任した蒲原啓二氏は「サーバーを日経デスクトップが持つASP型のサービスであるため,大企業だけでなく中堅企業が安価で利用できる」と,このサービスの特徴を説明している。
資本金は4億8000万円で,日本経済新聞社が60%,NTT-MEが30%,NTT-Xと日本HPが5%ずつ出資。収益源はユーザーからの会費やバナー広告など。サービス開始の8月から12月末までに5万人の会員数と3億円の売り上げを目差す。