「ミーム」(東京都新宿区)は4月26日,高齢者向けに住まい情報などを提供するポータルサイト「シニアほーむタウン」 (http://www.s-hometown.ne.jp/)を開設した。老人ホームや介護付き住宅などを紹介する「住み替え支援サービス」,バリアフリーに住居を改修するための業者などを紹介する「リフォームサービス」が,主な内容だ。それぞれのメニューには,日本リロケーションやNTT-ME(東京都千代田区),アートコーポレーション(大阪府大東市)など50社が参加し,このサイトを通じて商品やサービスを提供する。

 このほか,医師による「健康コラム」や建築士による「住まいコラム」などの生活情報も提供する。コミュニティー「ミーム倶楽部」を立ち上げ,メールマガジンも発行する。初年度で1万人の会員獲得を目指す。

 ミームは,清水建設,NTTコムウエア(東京都港区),ヴィアックス(東京都中野区),不動産中央情報センター(北九州市)が,この事業のために4月5日に共同設立した。参加企業からの掲載料に加えて,サイトを通じての成約時に手数料を徴収する。高齢者向けの施設設計や運営についてのコンサルティングも収益の柱だ。初年度の売り上げ目標は1億円。ミームの資本金は8000万円。主な出資会社の出資比率は清水建設が43.75%,NTTコムウエアが25%,ヴィアックスが12.5%,不動産中央情報センターが6.25%。
(朝比奈 明日香=日経ネットビジネス)