現在、楽天市場の加盟店は約6900店、取り扱い商品数は82万点に達する。楽天マガジンを発行する背景には、「楽天市場が巨大化し、希望の商品を見つけ出すのが難しくなった」(同社)ことが挙げられる。このため、検索性を上げるために雑誌に掲載する全商品にアクセスナンバーを付ける。読者が楽天市場のサイト上でこの番号を入力すると、簡単に商品を検索、購入できる仕組みとなっている。
更に、カタログ誌としては高い550円という価格設定を補うために、値引きクーポンも用意した。雑誌の袋とじコラム「楽天福袋」に掲載されている20程度の商品から好きなものを選び、楽天市場の特設ページでパスワードを入力すると、値引き価格で購入できる。
楽天マガジンは、楽天が監修し角川書店グループのメディアワークス(東京都千代田区)が発行、角川書店が販売する。A4変型判、136ページで定価は550円(創刊号は500円)。創刊号の発行部数は25万部を予定している。