日立造船は6月11日,Webサイトで消費者の意見を集めて企業の商品開発者に直接フィードバックするコミュニティサイト「マイオピ」(http://www.myopi.net/)を立ち上げた。7月にも,マイオピ事業を運営する子会社「マイオピ」(東京都港区)を設立する。新会社社長に就任する日立造船技術企画部ネットビジネスグループの山中豊晴氏は,「企業の商品開発者に消費者と直接対話できる場を提供して,付加価値の高い商品の開発に役立ててもらいたい」と意気込む。

 マイオピは参加企業の商品をWebサイトに掲載し,消費者に商品に対する感想や質問,クレームなどを掲示板に書き込んでもらう。書き込まれた意見に対しては,商品の開発者が直接回答し掲示板に公開する。意見を書き込んだ消費者には,1回の書き込みにつき50ポイント(1ポイント=1円)を付与する。企業の出品料は8月まで無料だが,それ以降は1商品ごとに月額数万円の出品料を徴収する予定だ。悪意のある書き込みは,マイオピが削除する。

 マイオピは日立造船としての初のネットビジネスだが,日立造船グループとしては既に,日立造船情報システムが2000年2月にホテル予約サイト「旅の窓口」事業を分離し,マイトリップ・ネット(東京都港区)を設立している。日立造船の山中氏は,「旅の窓口では,掲示板に書き込まれた意見やクレームに誠意を持って対応したホテルが予約件数を増やし,さらにこうしたやり取りがサイトの人気につながっている。消費者と直接対話することの重要性は,既に実証済みだ」と期待を寄せる。
(大竹 剛=日経ネットビジネス)