ネット広告関連のバリューコマース(東京都文京区)は,広告クライアント企業が目的に応じて最適の出稿先サイトを容易に選別できるサービス「iTarget」を6月5日に開始した。既にクライアント企業約500社が利用しているという。

 iTargetは,約4万の提携サイトをコンテンツの内容とページビューの多さで分類している。コンテンツによる分類では,「パソコン」「インターネット」「グルメ」「ビジネス」など51グループに,ページビューの多さでは大手ポータルサイトから個人運営のサイトまで4グループに分割している。

 例えば,自動車の新製品をバナー広告で認知させようとする場合,「自動車」グループの中から比較的ページビューの多いサイトを抽出。パソコンのユーザーにアンケート調査を行いたい場合は,ページビューが少なくても専門性が高いサイトを選択できるといった具合だ。抽出したサイトに,広告料金などの契約条件を提示できる機能もある。一連の作業は,クライアント企業自らがパソコン上で行える。

 目的に合ったサイトを見つけるのに,従来は紙の媒体資料を閲覧しなければならないなど,手間がかかっていた。また,以前は広告効果が見込めそうなサイトにも,そうでないサイトにも,一律の契約条件を提示するしかなかった。iTargetを利用すれば,抽出したサイトごとに契約条件を変えられるため,全体として出稿コストを抑えられるという。

(河野 修己=日経ネットビジネス)