ソフト開発会社のフレックス・ファーム(東京都新宿区)は9月3日から,ネット接続ができる携帯電話端末の全機種のスペックデータ(プロファイル)を提供するサービスを開始する。「デバイス・プロファイル・サービス」との名称で,パソコン用のWebページをiモード,EZweb,Jスカイの各端末に変換するための基本データを提供するもの。

 同社はコンテンツ変換ソフト「X-Servlet」を販売している。X-Servletを常に最新の携帯電話に対応させるため,個々の携帯電話のスペックデータなどをX-Sevletのユーザー向けにプロファイルを配信している。デバイス・プロファイル・サービスでは,このプロファイルをX-Servlet以外のコンテンツ変換ソフト向けにも提供する。

 プロファイルの内容は,(1)待ち受け画面のピクセル数,(2)ブラウザー画面でコンテンツ表示用に使える画面のピクセル数,(3)表示できる文字数,(4)表示できる画像フォーマット,(5)表示できる色数,(6)携帯電話がWebサーバーに送信する属性情報,(7)cHTML,HDMLなど各携帯電話が対応するマークアップ言語,(8)iモード,Ezwebなど携帯電話が対応するネット接続サービス――の8つ。

 表示可能な画像のピクセル数などは携帯電話メーカーも公表しているが,電波の状況や電池の残りを表示する部分も含まれている。メーカー公証値ぴったりに画像を作ると画面に収まらないため,コンテンツ変換ソフトではメーカー公証値ではなく,実機を使い計測した値を利用して変換する必要がある。デバイス・プロファイル・サービスでは,フレックス・ファームが実機で実測したものを提供する

 携帯電話の新機種が発売される場合,発売日から3営業日以内に新機種のデータが入ったデバイス・プロファイルを提供する。価格は1年間の契約で60万円。
(田村 嘉麿=日経ネットビジネス)