米ゼネラル・モーターズ(GM)社の子会社で,自動車見積もりサイト「BuyPower JAPAN」(http://www.buypower.co.jp/)を運営する日本オートウェブサービス(東京都渋谷区)は,2001年10月から,ネットを活用した新規顧客獲得のためのキャンペーンを開始する。日本オートは,ネット広告ベンチャーのバリューコマース(東京都文京区)と提携し,「アフィリエイト・プログラム」と呼ぶ成果報酬型のマーケティング手法を導入する。具体的には約3000のWebサイトにバナー広告を掲載し,BuyPower JAPANへの集客を図る。さらに「Yahoo! JAPAN」や「@nifty」といった大手ポータル,プロバイダー系サイトの自動車コーナーにもバナー広告を掲載する。

 GMアジア・パシフィック(シンガポール)のテレンス・ジョンソン ゼネラルディレクターは「テレビや雑誌も利用するが,ネット媒体に予算の半分を振り分ける」としており,従来の自動車業界の販促キャンペーンよりもネットに重点を置く。日本オートの松井隆社長も,「月間87万ページビューに達すれば,十分な数の見込み客をディーラーに紹介できる」とキャンペーンに期待する。

 GMは今回のキャンペーンを,ネット活用のノウハウを収集するためのテストマーケティングとも位置付けており,「この結果は,同様のWebサイトを中国や韓国,オーストラリアなどで効率よく運営するために役立てる」(ジョンソン氏)。

 日本オートは2001年9月の設立で,GMグループの富士重工業とスズキも出資している。この3社に加え,いすゞや独オペル社,スウェーデンのサーブ社も加えた65車種179モデルを取り扱っており,GMグループのネット上の窓口としての役割を担う。

(河野 修己=日経ネットビジネス)