ネット関連ベンチャーのオプト(東京都港区)は2001年11月、ネット広告の効果測定サービスの「ADPLAN」にモバイル広告に対応した機能を追加する。携帯電話向けのWebサイトに掲載されているバナー広告をクリックしたユーザーが、実際に会員登録や商品の購入などを行ったかどうかを判別できる。また、ユーザーがサイト内をどのように移動したかを記録することも可能だ。
ADPLANはASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)型のサービスであるため、広告主は専用ソフトのインストールなどの必要はない。バナー広告のリンク先は、ADPLANのサーバーに設定しておく。ユーザーは同サーバーを経由してから、広告主のサーバーに接続する。クリックと同時に各ユーザーにIDを割り振ることで、個人単位での追跡を可能としている。
通常のモバイル広告ではクリックしたかどうかしか記録に残らず、クリック後のユーザーの行動は不明だ。ADPLANを利用すると、例えば1人の会員を獲得するためにかかった料金をバナー広告の出稿場所ごとに比較することが可能となる。
ADPLANの利用料金は初期契約料が10万円、月額料金が10万円から。当初はiモード向けだけだが、EZwebやJ-スカイ向けも順次開始する予定だ。