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 アスキー特別顧問の西和彦氏が編集人を務める掲示板が、“サイバーテロ”の標的に--。コンピューターシステム運営会社のバリュー・エクスチェンジ(東京都杉並区)が、10月5日に試験的に開局した掲示板サイト「1ch.tv」の運営を妨害するソフトがインターネット上で配布されているとして、10月17日に東京・高井戸署に被害届を提出していたことが分かった。

 「1ch.tv」は、来春をめどに有料掲示板サービスを開始する。1アクセス5円程度の課金をすることで、掲示板荒らしと呼ばれる本筋と関係のない書き込みや誹謗中傷を排除し、きちんとした議論のできる場を提供することを目指している。編集人の西和彦氏は「この妨害ソフトが他のサイトも攻撃できるように改変されれば、サイバーテロの道具となる可能性もあり大変危険だ」と危惧している。
 
 妨害ソフトは、大容量のデータをサーバーに送り続けてパンクさせる仕組みもので、「『1ch.tv』に対し、攻撃を繰り返すソフト」との解説付きで兵庫県在住の男性のサイトにアップロードされていた。“攻撃”は10月8日の早朝から始まり、16日までに数回行われた。同社のシステムは不審なアクセスを排除するようになっているため、実際の被害はないが、掲示板への深夜の書き込みを一時停止するなどの処置をとった。

(田中 久美子=日経ネットビジネス)