ゲオとインデックスは、赤外線通信機能を持った携帯電話をビデオレンタル店の会員カード代わりに使うシステムを、10月29日から試験運用する。将来は、電子決済やポイント運用の手段としても利用していく考えだ。
個人認証を行うには、携帯電話から店頭のレジに向けて赤外線でデータを送信する。データは携帯電話番号と所有者の氏名で、添付ファイルで個人情報を送る「vCard」規格を利用している。このデータを元に、店舗のデータベースに登録されている会員情報を呼び出す仕組みだ。
試験サービスを実施するのは、ゲオが運営するビデオやCDのレンタルショップ「ゲオ」のうち東京・神奈川にある5店舗。対応する携帯電話端末は、赤外線通信機能を持つNTTドコモのN503i、N503iS、P503i、P503iSの4機種に限られる。
今回の試験サービスの結果によっては、全国展開も検討する。今後は、両社がiモードで提供しているECサイトや映画データベースと連動させ、ソフトの事前予約やレンタル商品の返却期日通知などのサービスを実施する予定だ。