レクサー・リサーチ(鳥取県鳥取市)は、インターネット上で3次元コンピューターグラフィックス(3次元CG)を表示する技術を開発。同社の関連会社のレクサー・マトリクス(東京都千代田区)を通じ、同技術を組み込んだサーバーソフトウエア「eReality ver1.0」を3月から販売する。レクサー・マトリクスは、昨年10月に設立。現在資本金は2700万円だが、ベンチャーキャピタルなどから出資を募り、2月末には7000万円、6月までに3~4億円の増資を予定している。

 eRealityを利用すると、ECサイトで商品を3次元CGで表示したり、3次元CGキャラクターを使って商品やサービスを説明するなどのサービスを提供できる。将来は、eラーニング分野のほか、ネットを使ったキャラクタービジネスを行うために必要な技術として、版権を持つ企業に売り込むことも考えている。主にソフトウエアベンダーに販売し、今年9月までに2億8000万円の売り上げを目指す。

 ネットに3次元CG技術を導入した企業は多いが、これまでのところ事業としての成功例はない。だが、両社の社長を兼任する中村昌弘氏は「これまでは見せるだけだった。我々の技術は、3次元CGの物体をマウスで自由に動かせたり、3次元CGで作られたキャラクターに表情を持たせるなど、今までより先進的だ。ブロードバンド時代が到来しており、需要を掘り起こす自信はある」と語る。

(小川 弘晃=日経ネットビジネス)