NTTドコモは早ければ2002年3月、遅くとも5月までに、位置情報サービスの「iエリア」を勝手サイトに開放する。新しいサービス名称は「オープンiエリア」になる模様だ。iエリアはNTTドコモが2001年7月に開始した、携帯電話の基地局を活用した位置情報サービス。NTTドコモが全国を約500エリアに区分し、どの地域にユーザーがいるかが分かるというもの。

 iエリアを活用したコンテンツには、ユーザーの現在地近辺の地図を表示したり、最寄りの映画館や飲食店の情報を提供するといったものがある。しかし、こうしたiエリアを活用したコンテンツの提供は、これまでドコモの公式サイトだけにしか許されていなかった。今回、iエリアの機能を一般向けに開放することによって、公式メニューに掲載されていない、いわゆる“勝手サイト”の運営者でもユーザーの位置情報の取得・利用が可能になる。

 オープンiエリアを利用するには、ユーザーに位置情報の取得に同意してもらうための画面を用意するなど、NTTドコモが定めた手順に従ってコンテンツを作成する必要がある。この条件を満たせば、ユーザーの現在地のエリア番号などの位置情報を取得できる仕組みだ。ユーザーの現在地付近にある店舗一覧や地図を表示したり、ユーザーの現在地に応じた地域情報を表示するといったコンテンツが、勝手サイトで簡単に提供できるようになる。

(永井 学=日経ネットビジネス)