ソニーの国内販売会社であるソニーマーケティング(東京都港区)は、ブロードバンド回線利用者向けに英会話学習用コンテンツを有料配信する事業を開始する。3月19日にWebサイト「e-EnglishGym」を開設して、無料の試験サービスを実施し、今年5月に有料の本サービスに移行する予定だ。これはソニーグループのネット関連サービス強化の一環で、同社は今後、eラーニング以外のブロードバンド向けコンテンツも開発・提供していく予定だ。

 e-EnglishGymでは、会議や商談、契約など、ビジネスの場面ごとに約200の再現映像を用意。ユーザーが字幕にそって会話文を視聴・音読したり、主人公のパートを演じることで、英会話を学習できるようにした。コンテンツ制作は、NHKの語学番組を制作するNHKエデュケーショナルが担当した。

 また、ユーザー同士が情報交換をするためのチャットコーナーや、英語への関心を高めるための著名人インタビュー記事、エッセイなども提供する。将来は、e-EnglishGymのコンテンツをNetMD対応のMDプレーヤーやPDAにダウンロードし、いつでも学習できるようにする予定だ。利用料は半年間で3万円になる見込み。

 ソニーマーケティングの小寺圭社長は「サービスなくしてハードは成り立たない時代。ソニーグループとして、ブロードバンドを意識したサービスを強化し、ハードとソフトの売り上げの相乗的な向上を目指す。e-EnglishGymはその一環だ」と述べた。2004年度末までに、登録ユーザー数30万人、売り上げは100億円を目指す。

(平野 亜矢=日経ネットビジネス)