エイベックスは、2002年7月1日からWindows標準の音楽プレーヤーに対応した有料音楽配信サービス「@MUSIC for MWA」を開始する。

 同社が現在提供している音楽配信サービス「@MUSIC」では、レーベルゲート方式に対応した専用プレーヤーをインストールする必要があった。レーベルゲート方式は、エイベックスやソニーミュージックエンタテインメントなどが出資するレーベルゲート(東京都品川区)が開発した音楽配信の仕組みのこと。新サービスでは、マイクロソフトのWindowsに標準で搭載されている「Windows Media Player」に対応させる。

 新サービスの開始に合わせ、決済手段も多様化する。ニフティ(東京都品川区)、NEC、KDDI、松下電器産業などと提携して、これらの企業が運営するプロバイダー経由で課金ができるようにする。従来の決済手段には、クレジットカードやウェブマネー(東京都品川区)のプリペイドカード「Webmoney」、ソニーコミュニケーション ネットワーク(東京都品川区)の決済サービス「Smash」のみに対応していた。

 エイベックスは、これにより「音楽配信に慣れていない利用者の獲得」を目指す。同社は2002年3月、他社に先駆けて、パソコンを使った音楽CDのコピーを防止するコピーコントロールCDを発売した。同社はパソコンを使ったコピーを根元で断つ一方、パソコンやオーディオプレーヤーで音楽を楽しみたいユーザー向けには、有料の音楽配信サービスを拡充する計画。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)