ネットオークションのディー・エヌ・エー(DeNA、東京都渋谷区)は7月15日から9月30日まで、オークションサイト「ビッダーズ」の利用料を無料とする。現在、出品手数料などは無料で、成約手数料として取引額の2.5%を出品者から徴収しているが、これを期間限定で中止する。ネットオークション業界は、ヤフーが運営する「Yahoo! オークション」の1強体制が続いている。無料キャンペーンを導入することで、出品点数を「Yahoo! オークション」の約半分に当たる100万点に引き上げたい考えだ。

 DeNAは4月1日に、それまで5%だった成約手数料を2.5%に値下げしたばかり。その時点で約17万点だった出品点数は、3カ月近くで3倍の50万点に増加した。一方のヤフーは、4月15日から出品物1点につき10円、5月15日からは3%の成約手数料の徴収を開始(別に月額280円がかかる)。その影響で、出品点数が値上げ前の420万点から半減している。

 DeNAの南場智子社長は「キャンペーン期間の延長をするつもりはない。キャンペーン期間中の売り上げの減少は、出品点数の増加分でまかなえる。そのため、通年の業績の見込みを下方修正する必要はないと考えている」と語った。

(河野 修己=日経ネットビジネス)