米アマゾン・ドットコムは、日本国内でEC(電子商取引)運営の受託事業を拡大する。手始めに、英ヴァージン・グループから受託した音楽ソフトのECサイト運営を、早ければ9月末にも日本で始める。他社からEC事業の運営を受託することで、ECや物流などの仕組みを効率的に活用するのが狙いだ。

 既にアマゾンは、米国でヴァージンの音楽ソフト販売サイト「Virginmega.com」(http://www.virginmega.com/)の運営を受託している。日本でも、ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン(東京都新宿区)のECサイト「VIRGIN MEG@WEB」の運営や物流を、アマゾンの日本法人であるアマゾン ジャパン(東京都渋谷区)が請け負う。アマゾンが運営するヴァージンのWebサイトで商品を注文すると、アマゾン ジャパンの物流センターから商品が届く仕組み。商品の売り上げはアマゾンに計上され,アマゾンが手数料として売り上げの数%をヴァージンに支払う。
 
 米国でアマゾンは、他社との提携を拡大している。玩具販売の米トイザラス・ドット・コム社や大手書店チェーンの米ボーダーズ社からEC運営を受託しているほか、家電販売の米サーキットシティ社や大手小売業の米ターゲット社からは商品供給を受けている。アマゾン ジャパンのジャスパー・チャン社長は、「日本でも外部企業との提携を強化したい」と話しており、ECサイトの運営受託や商品調達などの提携戦略を日本国内でも進めていく考えだ。

(瀧本 大輔=日経ネットビジネス)