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 東京電力グループのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)である東京通信ネットワーク(TTNet、東京都港区)は、三菱電機グループのISPのドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の株式を、親会社の三菱電機から取得する。TTNetの取得株数は、発行済み株式の30%に当たる2265株で、2002年7月30日に約8億円で譲り受ける。これによって筆頭株主の三菱電機のDTIに対する持ち株比率は36%になる。

 ISP業界では接続料の値下げ競争が激化しており、体質強化のためライバル同士が提携するケースが増えている。2002年6月に立ち上がった、NEC(BIGLOBE)と松下電器産業(Panasonic hi-ho)、KDDI(DION)、日本テレコム(ODN)の4社連合「メガコンソーシアム」はその典型だ。

 DTIとTTnetの提携も、こうした流れの一環といえる。両社は今後ネットワークやサーバーなどのインフラの統合を進め、コスト削減を図る。さらにコンテンツ配信サービスやマーケティングでも協業していく。運営体制やドメイン名などについては大きな変更はなく、現状のままサービスを継続する。

 三菱電機のインフォメーションシステム事業推進本部の松田章取締役本部長は「ISP事業は価格競争にさらされて厳しい状況だが、ブロードバンド化やネット家電との連携などビジネスチャンスはまだある。今後も三菱電機のIT(情報技術)事業の柱として事業を継続する」と話す。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)