検索サービスを提供するグーグル(東京都渋谷区)は9月18日、クリック単位で課金するキーワード連動広告「アドワーズ広告」の本格サービスを開始した。アドワーズ広告は、広告主が事前に登録しておいたキーワードと、ユーザーが検索時に入力したキーワードが一致した場合に、検索結果の右側に表示するものである。

 アドワーズ広告の最大の特徴は、クリック単価を広告主自身が決められる点。その代わり、複数の広告主が同じキーワードに広告を出稿した場合は、クリック単価×クリック率の値がより大きい広告が上位に表示される。クリック単価の最低価格は、キーワードごとに50円以上をグーグルが定める。ただし1ページに表示する広告は8件まで。9件以上の場合は、2ページ目以降の検索結果に表示する。グーグルは、国内で検索サイトの「BIGLOBE」を運営するNECと「エキサイト」を運営するエキサイト(東京都渋谷区)と提携しており、広告はこれらの提携サイトにも表示する。

 広告主は、3行程度の広告文を自由に設定可能。グーグルの佐藤康夫セールス&オペレーションディレクターは、「ネット広告の主流であるバナー広告に比べて、クリック率は5~10倍になる」とアドワーズ広告のメリットを強調する。さらに、「低コストでスタートできるため、広告予算の少ない中小企業にもネット広告の利用が広がる」と期待する。

 米国では、米グーグル社がアドワーズ広告を今年2月に開始済み。日本では、今年7月から試験的にサービスを提供していたが、広告主向けの管理画面の日本語化とサーポート体制の整備を完了したことから、本格サービスの開始に踏み切った。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)