日本自動車研究所JNXセンター(JNXセンター、東京都千代田区)は、同社が提供する自動車業界の電子商取引用ネットワーク「JNX」(Japanese automotive Network eXchange)と、米エー・エヌ・エックス・イー・ビジネス社(ANXeBusiness社)が提供する北米の自動車業界ネットワーク「ANX」(Advanced Network eXchange)の相互接続を2002年11月から開始する。

 ANXとの相互接続は、JNXのグローバルネットワーク化の第一弾。自動車メーカーが国外企業と提携するなどして、海外とデータを送受信するニーズが高まっていることから、JNXセンターは、今後欧州のENX(European Network eXchange)や韓国のKNX(Korea Network eXchange)などとの接続も進める。

 ANXeBusiness社のアジア・太平洋地域会社であるエー・エヌ・エックス・アジア・パシフィック(東京都港区)の君塚元・代表取締役COOは、「日米間で商習慣が違うため、当初は受発注データよりも、共同開発などで用いるCAD(Computer Aided Design)データの送受信が中心になりそうだ」と説明する。ただし、相互接続によって日米間で発生する取引額については、JNXセンター、ANXeBusiness社ともに明らかにしていない。

 JNXの利用料は、通信速度が1.5Mビット/秒の場合、月額50万円程度。通信速度1.5Mビット/秒のJNXとANX間通信を利用する場合は、追加料金として月額40万円程度を徴収する予定。

 JNXは国内の自動車メーカーと部品メーカーなどを結ぶネットワークで、受発注データやCADデータなどを暗号化して送受信する機能を備える。サービス開始は2000年10月で、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車など約300社が参加している。一方のANXは、1998年11月にサービスを開始し、米ゼネラルモーターズ社や米フォード社など約1400社が参加している。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)