大京とマンション管理を行う大京管理(東京都渋谷区)は10月1日、全国5400棟の「ライオンズマンション」に居住者向けの専用サイト「ライオンズサイト」を開設した。各マンションごとに異なるタウン情報などを用意したほか、居住者ごとにリフォームや住み替え情報などを提供する。大京の経営企画部ネット戦略室長の鈴木徳之氏は、「ライオンズサイトをプラットフォームに、新築のライオンズマンションへの買い換えを促していきたい」と意気込む。

 ライオンズサイトでは、人材派遣会社パソナが提供する仕事情報や、インターネットを使った英語学習サービスなども提供する。管理組合の情報や施設予約、メンテナンス情報などは、居住者ごとにIDとパスワードを発行する「MyマンションP@GE(マイ・マンション・ページ)」で提供する。さらに複数の居住者が共同でリフォームを実施する「ギャザリング・リフォーム」のサービスも始めた。

 大京は、2000年1月以降に発売した340棟のライオンズマンションには、標準でインターネットの常時接続環境を提供している。その一方で、既存マンションについては2000年10月にNTT-MEと共同でファミリーネット・ジャパン(FNJ、東京都渋谷区)を設立し、常時接続サービスの導入を進めてきた。しかし、低価格のYahoo!BBの登場で、FNJによる既存マンションへの常時接続サービスの導入は遅れ、現在までに210棟がネット化するにとどまっている。「既存マンションの居住者に対しては、大京としてネットの常時接続環境を提供していくよりも、ライオンズサイトを中心に継続的な関係を維持することに力を入れていきたい」と鈴木ネット戦略室長は話す。

(大竹 剛=日経ネットビジネス)