NTTドコモは、2002年12月中旬以降、動画撮影可能な小型カメラを搭載した第3世代携帯電話サービス「FOMA」の新端末を発売する。発売するのは、NEC製の「N2051」、富士通製の「F2051」、松下通信工業製の「P2102V」(写真)の3機種。

 新機種の特徴は、連続待ち受け時間を従来機種の約55時間から約180時間にしたこと。また、動画などをダウンロードして再生できるサービス「iモーション」のファイル容量も従来機種の100Kバイトから300Kバイトへ拡大した。これにより、動画を再生できる時間が15秒から40秒に伸びた。さらに、端末に搭載した小型カメラで撮影した動画をメールで送信できる「iモーションメール」にも対応している。このほか、Javaアプリケーションをダウンロードして利用できるサービス「iアプリ」のデータ保存領域も10Kバイトから200Kバイトへと大幅に拡張した。

 NTTドコモは、2001年10月に世界に先駆けて第3世代携帯電話サービス「FOMA」を開始したが、サービスエリアが制限されることや、端末の待ち受け時間が短いことなどから、契約数が伸び悩んでいる。当初は、2003年3月末までに138万台の契約獲得を目標にしていたが、達成は難しいとして32万台に下方修正した。実際は11月末までに約15万台の契約を獲得したに過ぎない。このためNTTドコモは、今後も端末の機能を充実させるほか、サービスエリアも2004年3月末までに人口カバー率で97%までに拡大して、巻き返しを図る考えだ。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)