レインボー・パートナーズ(東京都渋谷区)は、巨大音楽データベースである「CDDB」を提供する米グレースノート社の日本総代理店。楽曲名やアーティスト名などをインターネットを介して日本語で提供するサービスを手がけている。2002年12月2日には、米オープングローブ社と総代理店契約を結んだ。オープングローブ社が持つホームネットワーク市場向けの技術を日本の家電メーカーにライセンス供与する考えだ。レインボー・パートナーズのケビン・マヤソンCEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

――今回の提携の狙いは何か。

 米オープングローブ社は、IPネットワークに接続された機器が相互に自動認識して連携できるようにする「UPnP」(Universal Plug and Play)や、DVDを自動識別し、ネットに接続してタイトル情報などを検索できる「MovieDB」、インターネットラジオ局を検索できる「RadioDB」などの基礎技術を持っている。既存のCDDBに加えて、こうした技術を日本の家電メーカーにライセンス供与する計画だ。

――2003年はホームネットワークに注目が集まる。

 ホームネットワークでは、統合的なデータ管理の重要性が高まる。自分が所有しているCDやDVDなどをホームサーバーに蓄積するときに、自動的にネットにつないでタイトル情報やアーティスト名、コンサート情報などを取得し、ホームサーバーで一元的に管理できれば利便性が格段に高まる。

――日本での展開は。

 日本ではホームネットワーク向けのAV製品を発売している家電メーカーや、カーナビメーカーに売り込む。特にCDやDVDを扱え、携帯電話などでネットも接続できる通信カーナビ分野に注目している。提供する情報の幅も広げたい。CDDBのライセンス供与では、日本では音楽出版社とオリコン・グローバルエンタテインメント、プランテックの3社と提携し、各社が持つアーティスト情報を付与して提供している。今回のMovieDBも同様に、日本語のコンテンツを持つ企業と提携して幅広い情報を提供できるようにしたい。

(聞き手は永井 学=日経ネットビジネス)