米Microsoftは2001年11月16日に,新OS「Windows XP」を日本法人のマイクロソフトを通じて日本で発売した。Windows XPは従来型のOSよりも操作性や信頼性を高め,ブロードバンド(高速大容量)インターネット向けの豊富な機能を備えた点などが売り物だ。マイクロソフトはWindows XPを「ブロードバンド時代にふさわしいコミュニケーションを実現する新プラットフォーム」と位置付け,同製品が備えるIPテレビ電話やIP電話(VoIP)機能などをテレビCMや雑誌広告などを通じて積極的に宣伝し始めた。

 こうしたマイクロソフトの動きに,電話事業を手がける日本の通信事業者は神経をとがらせている。背景には,ADSL(非対称ディジタル加入者線)やケーブルテレビ(CATV),FTTH(Fiber To The Home)などによるブロードバンド・インターネットのユーザー数が,日本でも200万件を超えて急増していることがある。こうした常時接続型の定額制通信サービスとWindows XPをセットで使えば,追加料金が必要のないIP電話やIPテレビ電話サービスの利用が一気に広がる可能性がある(詳細は日経ニューメディア2001年11月26日号に掲載)。