分散型オフィスなどの研究を行う日本テレワーク協会は2002年2月18日,慶応義塾大学や三菱商事,旭硝子,三井不動産などと共同で,ギガビット級の伝送速度が可能となる屈折率分布型プラスチック光ファイバ「GI-POF」を用いたブロードバンド(高速大容量)ネットワークの実証実験を,2002年3月1日から2003年3月31日まで行うと発表した。三井不動産が手がけるマンションの居住者や,慶応義塾幼稚舎の生徒などを対象にした実験を通じて,GI-POFの用途を調べるとともに,ギガビット級の高速LAN環境が日常生活や学校教育に与えるメリットを調査する。

 今回の実験ではまず,三井不動産が手がけるマンションや慶大、幼稚舎の施設内にGI-POFを使ったギガビット級のLANをそれぞれ敷設する。さらに慶大のLANと,幼稚舎及びマンションのLANなどをそれぞれ1Gb/sの専用線で結び,情報をやり取りできるようにする。マンションの居住者を対象にした実験では,動画による情報交換など行えるようにするほか,慶大による社会人向けの遠隔授業を受けられるようにする。幼稚舎などの生徒を対象にした実験では,動画のお絵かきソフトをネットワーク経由でパソコンにダウンロードして利用したり,慶大の図書館に所蔵する情報を検索できるようにする。なお,実験終了後の商用化については未定だという(2月18日発表)。