NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2003年3月10日,NTTドコモのiモード対応携帯電話機を対象にした新サービスを提供すると発表した。まず,iモード対応サイト運営者に対して3月12日から,パケット通信料金をiモードのユーザーではなくサイト運営者側に課金する「OCNパケットフリーサービス」を提供する。3月25日からは,遠隔地にあるパソコンなどインターネットに接続した機器を携帯電話機で操作できる「OCNモバイルコントロール」を,自社のインターネット接続サービス「OCN」のユーザーに提供する。

 これらのサービスは,NTT ComのOCNネットワークとNTTドコモのiモード用パケット網を相互接続して構築したインフラ「モバイルウイング」を活用することで実現する。NTTドコモは,他社のネットワークと相互接続するためのサービス「iモード用パケット網インタフェース」を2002年11月から提供しており,これを利用して独自サービスを提供するのはNTT Comが初めてである。

 OCNパケットフリーサービスは,現在NTTドコモが運営しているiモード・サービスでは実現していない着信者側課金機能を活用する。企業やコンテンツ・プロバイダがこのサービスを利用すれば,通信料無料のiモード対応サイトを開設できる。一方、OCNモバイルコントロールは,NTT Comが2003年2月26日に発表した個人ユーザーを対象にした統合サービス体系「CoDen」の1メニューとして提供する。利用料金は月額300円である。NTT Comが販売する家庭向けの専用機器「OCN.BEE」と組み合わせて利用すれば,OCN.BEEに内蔵されたカメラで自宅の様子を確認したり,赤外線リモコンで家電を操作することができる(3月10日発表)。