東京放送(TBS)とフジテレビジョンは2003年6月5日、6月18~29日(現地時間)にフランスで行われるサッカーの大陸王者決定戦「FIFAコンフェデレーションズカップ2003」の日本における地上波放送権を、国際サッカー連盟(FIFA)から共同で獲得したと発表した。コンフェデ杯は、ワールドカップ(W杯)の前年と翌年に開催されるFIFAの公式大会で、前回の2001年大会では日本が準優勝した。6大陸の代表国に前回大会の優勝国とW杯の優勝国を加えた8カ国が参加し、予選3試合と予選を勝ち抜いた4カ国による決勝トーナメントを行う。今回の放送権の獲得によってTBSとフジテレビは、日本の予選3試合や決勝トーナメントを合わせて4試合ずつ合計8試合を生中継する。

 一方、2003年大会の日本における衛星放送権は、ディジタルCS放送のプラットフォーム事業者である「スカイパーフェクト・コミュニケーションズ」がFIFAから獲得した。ペイ・パー・ビュー(PPV)チャンネルなどを使って、全16試合を生中継する予定である。スカイパーフェクトからサブライセンスを受けることができなかったため、ディジタルBS放送事業者であるフジテレビ系の「ビーエスフジ」(BSフジ)とTBS系の「ビーエス・アイ」(BS-i)は、2003年大会を放送できないという。なおTBSとフジテレビは、2005年の次回大会の地上波放送権も共同で獲得している(6月5日発表)。■

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