関東圏の地上波放送事業者7社は2003年8月6~20日に,ディジタル放送波の送信試験を行った。近畿圏の地上波放送6社も関東圏と同時期に送信試験を行っており,両地域のディジタル地上波放送は12月1日の本放送開始に向けて大詰めの段階を迎えている。一方,両地域と同じ12月1日に本放送を開始する中京圏の現状はどうなっているのか。

 中京圏では現在,栄タワーを使ってNHKと中部日本放送(CBC),東海テレビ(THK),名古屋テレビ放送(メーテレ)が,東山・中京タワーを使って中京テレビ(CTV)とテレビ愛知(TVA)が,アナログ地上波放送を行っている。これらの6社はディジタル地上波放送の開始を機に親局を一本化するため,瀬戸市幡中町に新タワーを建設中だ。天候不良で計画に遅れが生じているが,今秋には試験電波の発射が可能になり,本放送の開始に間に合う見通しである(詳細は日経ニューメディア2003年8月25日号に掲載)。