ソニーは2003年10~11月に,ディジタル地上波放送に対応したテレビ受像機15機種を発売する。このうちプラズマパネルや液晶パネルを使った薄型テレビは合計12機種である。現在,日本のテレビ受像機市場における主力はブラウン管テレビだが,薄型テレビに対する需要は急速に高まっている。こうした状況を受けてソニーは今回,薄型テレビの機種を大幅に増やして需要の急拡大に対応する。現在同社の薄型テレビの国内シェア(市場占有率,金額ベース)は20~25%にとどまり業界2位だが,「2003年末に向けて大攻勢をかける」(新村勉・上席常務ホームネットワークカンパニーNCプレジデント)という。30%以上のシェア獲得を目指し,首位の座を狙う。

 ソニーはシェア拡大に向けて,今回発売するテレビ受像機に二つの武器を搭載した。ソニー独自の画像処理回路「ベガエンジン」と,テレビとほかの映像関連機器とを連携するための機能「スタジオ・アプケーション」である(詳細は日経ニューメディア2003年9月1日号に掲載)。