「050」ではじまるIP電話専用番号の割り当て数が,2004年1月中旬に1061万件に達した。050番号は2002年11月に総務省が,IP電話事業者に対して割り当てを開始した。開始から約1年で1000万件を突破したことになる。割り当てが可能な050番号は9000万件近くあるため,すぐに割り当てができなくなるほどひっ迫した状況ではないが,ここまでの割り当てペースはかなり速い。

 その要因は,IP電話プラットフォーム事業に参入する事業者が増えていることにある。自社のプラットフォーム専用に050番号を取得した事業者の数は2003年1月末の時点で6社だったが,現在では25社に増えた。ところが,加入者のIP電話端末に実際に割り振られている番号は,500万件前後にとどまっているもようだ。IP電話事業者が取得した電話番号の数と,加入者に割り振られた数の間に2倍以上の差が生じたのは,IP電話事業者が総務省から050番号を取得する際に,加入者の増加予測を基に多めに申請を行っているためだ。こうした状況が続くと,一部の事業者が電話番号を抱え込むなど,有効利用が図れなくなる可能性がでてくる(詳細は日経ニューメディア2004年1月26日号に掲載)。

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