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 NTT東西地域会社は2005年1月20日,1999年に導入を開始した「ICカード公衆電話」を2006年3月末までに廃止すると発表した。これまで設置したICカード公衆電話機は,磁気カード公衆電話機に置き換えていく。ユーザーが所有しているICテレホンカードについては,未使用・使用中にかかわらず,磁気テレホンカードと無料で交換する。NTT東西は偽造した磁気テレホンカードの不正使用問題などを解消するため,99年3月からICカード公衆電話機を導入していた。ICカード公衆電話機の設置台数は,2004年3月末時点で両社を合わせて5万7000台である。

 NTT東西の公衆電話事業の収入は,携帯電話の普及や音声通話市場自体の縮小によって毎年2割程度の減少を続けており,赤字が続いている(2003年度は合わせて230億円の赤字)。こうしたなか1台当たりの通話料収入でみたICカード公衆電話機の利用率は,磁気カード公衆電話機の約半分にとどまっていたという。そこでNTT東西は公衆電話サービスを維持するため,コスト削減などの観点から公衆電話機を磁気カード型に一本化することにした(1月20日発表)。