シスコシステムズ(本社:東京都千代田区)は2001年2月19日,無線LAN装置「Cisco Aironet 350 Series」を発売した。親機「Cisco Aironet 350 Series Access Point」,およびPCカード型の子機「同 Client Adapters」からなる。価格は順に20万5000円,3万1000円。IEEE802.11b準拠で,通信速度は最大11Mビット/秒。最大4チャネルの同時接続・通信が可能。

同シリーズでは,EAP(Extensible Authentication Protocol)準拠のユーザー認証機能を追加。認証用のRADIUS(Remote Authentication Dial-in User Service)サーバーを社内に構築して無線LAN装置を利用可能なユーザーを登録しておくと,登録されていないユーザーの不正利用を防ぐことが可能。認証情報を1カ所のサーバーで集中管理でき,管理の手間を省けるというメリットがある。現時点で利用可能なRADIUSサーバーは同社の「Cisco Access Control Server 2000 Version 2.6」のみだが,他社製品にも順次対応する予定。またWEP(Wired Equivalent Privacy)という暗号化機能を備え,無線通信時に親機と子機の間で伝送するデータを暗号化して傍受を防ぐ。暗号鍵はセッションごとに異なるものを使用する仕組みを採っており,暗号鍵の漏えいや解読によるデータ傍受を防いでいる。鍵長は40ビットまたは128ビット。

このほか,セッションを自動的に分散する機能を備えている。セッションの確立時に子機から複数の親機に対して接続可能である場合,既存セッション数の少ない親機を選択して接続することが可能。親機はDC入力端子を備えず,Ethernet端子からの給電が必要。給電機能を備えた同社製スイッチング・ハブなどを併用するか,親機に付属の給電アダプタを装着して使用する。子機の対応OSは,Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000,Windows CE 2.0/2.1/3.0,MacOS 9.x,Linux。なお同社では2001年4月に,同シリーズのPCIカード型子機,およびブリッジを発売する予定。

金子 寛人=ニュース編集部)