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日揮情報ソフトウェアは,WWWシステムのパフォーマンスを管理するソフト「Precise/Insight 1.2」を2001年3月に出荷開始する。米Precise Softwareが開発した製品で,エンドユーザーへのレスポンスを監視できるほか,サーバーやネットワークの処理時間などを分析する機能を備えるため,ボトルネックを切り分ける用途にも活用できる。価格は,監視対象のサーバーにインストールするエージェントが1ライセンス付属して320万円,追加エージェントはサーバー1台当たり60万円。対応OSは,管理用ソフトがHP-UX,Solaris,Windows NT,エージェントがHP-UXとSolarisである。

Precise/Insightは,(1)監視対象のサーバーにインストールして処理時間を計測するエージェント(Insightエージェント,サイズは約5Mバイト),(2)エージェントが取得したデータを収集するソフト(FocalPoint,独自プロトコルを利用),(3)収集したデータを蓄積,分析するソフト(Performance Warehouse)--の3つで構成する。(2)と(3)は同じマシンにインストールするか,あるいは別のマシンにインストールする。

この製品の最大の特徴は,サーバーにインストールしたエージェントだけでレスポンスを計測していること。WWWシステムのレスポンスを監視する製品はこれまでもあったが,インターネット上に計測用のエージェントを配置したり,コンテンツにJavaScriptやJavaアプレットなどを埋め込む製品が多かった。これに対してPrecise/Insightの場合,監視対象のサーバーにインストールしたエージェントがポートを監視,通信のやり取りを見てレスポンスを計測する。例えば,WWWブラウザからリクエストが発行された時間を処理開始時間,コンテンツを送信し終わってWWWブラウザから応答があった時間を処理終了時間と判断してエンド to エンドのレスポンスを割り出す。WWWブラウザでのコンテンツの表示時間までは計測できないが,同じ仕組みを利用して,ネットワークの処理時間,APサーバーやDBサーバーでの処理時間なども計測できる。

計測したデータはGUI画面で分析できる。レスポンスが5秒以下の場合は緑,5~8秒の場合は黄,8秒以上の場合は赤,といった具合にユーザーが指定したしきい値に基づいてサービス・レベルを表示する機能,サーバーごと,日/時間ごとにレスポンスを分析する機能,などを備える。レスポンスは,WWWブラウザとWWWサーバー間のネットワーク処理時間,WWWサーバーの処理時間,WWWサーバーとDBサーバー間のネットワーク処理時間,DBサーバーの処理時間,などにドリル・ダウンして分析することも可能である。ボトルネックを調べる用途に利用できる。なお,計測データはデータベース(Oracle)に蓄積するため,Oracleのライセンスが別途必要になる。

榊原 康=日経オープンシステム)