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びぎねっとは2001年3月1日,Linuxなどオープン・ソース・ソフトウエアの初心者を支援するサイトを開設する。WWWだけでなくメーリング・リストも活用し,オープン・ソース・ソフトウエアを活用したシステム構築初心者の悩みに答える。ユーザーの利用料金は無料。また,オープン・ソース・ソフトウエア関連製品情報の提供や,セミナーの開催も予定している。

これまでにも,オープン・ソース・ソフトウエアのユーザー会などが運営するサイトやメーリング・リストは存在していたが,質問の仕方も分からない初心者には敷居が高く,気軽に相談できない雰囲気もあった。「『マニュアルやFAQ、過去ログには一通り目を通してから質問しているんですよね?』といった,教えているのか,いじめているのか分からないような対応は一切排除」(びぎねっと)し,初心者が参加しやすい場を作る。

代表取締役社長の宮原 徹氏と取締役副社長の濱野 賢一朗氏はともに日本Sambaユーザ会の常任幹事,Linuxビジネス利用のための有志団体Project BLUE の世話人を務めており,これらユーザー・コミュニティの経験をびぎねっとの運営に生かす。また「初心者の技術向上を支援することで,オープン・ソース・ソフトウエア関連市場全体のを拡大を図る」(濱野氏)。

ユーザーの利用料金は無料とし,当面は広告収入などで運営する方針。そのためサイト構築にあたっては,Linux,RDBMSのPostgreSQL,WWW-DB連携ツールのPHP,Perl,メール・サーバーのPostfix,メーリング・リスト管理ツールのFMLなどすべてオープン・ソース・ソフトウエアを採用。社内で開発し,初期コストを抑えた。

(高橋 信頼=日経オープンシステム)