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Matthew Szulik氏
 米Red Hatの日本法人であるレッドハットは,今後1年で社員を倍増する。米Red Hat社長兼CEO Matthew Szulik(マシュー・ズーリック)氏がこのほど来日し,会見で明らかにした。レッドハットの社員は現在25名。1年後に約50名へ増員する計画である。

 ただし,増員によってやみくもにシェア拡大を図るのではなく,Red Hat Certified Engineer(RHCE)養成など教育事業関連を中心に配置し,収益と体制の充実を両立させる方針。教育は短期的な収益だけでなく「欧米では数千以上の大学など教育機関がLinuxなどオープン・ソース・ソフトウエアを使った教育を行っている。学生がLinuxの技術を学び巣立っていくことでLinux自体も普及していく」(Szulik氏)と,教育の中長期的な普及効果への期待を語った。

 米Red Hatは4月16日に新バージョンであるRed Hat Linux 7.1を発売した。日本では5月11日から出荷する。新しいカーネルである2.4の採用によるマルチプロセッサでの性能を改善し,また物理メモリーとして最大64Gバイトを使用できるようになったほか,管理ツールやインストーラなども改良した。「エンタープライズ用途は我々が最も力を入れている分野の一つ。米国では2001年3月からRed Hat Networkと呼ぶインターネットを介した自動バージョン・アップおよびバージョン・アップ通知サービスを開始したが,すでに75のエンタープライズ・カスタマがいる」(Szulik氏)という。Red Hat Networkの日本での開始時期は未定である。

(高橋 信頼=日経オープンシステム)