2001年5月30日,東京国際展示場(東京ビッグサイト,東京都江東区)で「LinuxWorld Expo/Tokyo 2001」が開幕した。LinuxWorld Expo/Tokyoは1999年3月以来5回目の開催となる。今回は,Linuxの代表的なディストリビュータであるレッドハットが出展せず,寂しさを残す一面もあるが,米Intelの64ビット・プロセサ「Itanium」搭載のLinuxワークステーションやオムロンソフトウェアの日本語入力システム「Wnn(うんぬ)」の新バージョンの正式発表など話題も多い。主催はIDGジャパン。開催期間は6月1日まで。

●SGI,日立,HP,NECがItanium搭載のLinuxワークステーションなど出展
 日本SGIは,Itaniumを搭載するLinuxワークステーション「Silicon Graphics 750」を発表,7月に出荷する。同製品は1~2個のItaniumを搭載可能。主に,科学技術計算やビジュアライゼーションなどでの利用を想定する。ただし,OpenGLによる3次元コンピュータ・グラフィックスのハードウエア・アクセラレーションには現時点で非対応。Itanium搭載機としてはこのほか,日立製作所の「HA8000-ex/880」,日本ヒューレット・パッカードの「hp workstation i2000」,NECの「Express5800/1160Xa」---などの出展があった。

●Wnn7やCrouseサーバーなどが展示
 オムロンソフトウェアはUNIXで代表的な日本語入力システムの新バージョン「Wnn7 Personal for Linux/BSD」を発表。発売は7月7日。価格は9800円。Wnn7は前バージョンからGUIや入力支援機能,辞書などを強化。漢字からひらがなを引く逆引変換,変換中の単語と同じような意味の単語を探して変換する連想変換などの新機能を搭載した。Wnn7はRed Hat Linux 7.1日本語版やTurboLinux日本語版6.0,LASER5 Linux 6.4などの主要Linuxディストリビューションのほか,FreeBSD 4.3-RELEASEに対応。

 このほか目についた展示には,Crouseを利用した小型サーバー機や家庭用ビデオゲーム機「Dreamcast」で動作するLinuxのデモ,Linux用のRAD型開発ツール「Kylix」,Outlook Expressによく似たオープンソースの電子メール・クライアント「Sylpheed」などがあった。

武部 健一=ニュース編集)