日立製作所は2001年7月3日,Webコンテンツが不正に改ざんされていないかを監視するシステム「コンテンツチェックシステム」を発表した。監視用のPCサーバーとサーバー・ソフト「IM-Gate」,電子署名作成ツール,管理コンソールなどで構成する。価格は450万円から。出荷開始は10月1日。

 IM-Gateは,WWWサーバーが発信したHTTPのデータを常時監視する。Webコンテンツを社外に発信する前に,IM-Gate内部に保持しているバックアップ・データが一致しているかを確認する仕組み。2つのデータが一致しない場合,Webコンテンツが改ざんされたとみなし,システム管理者に電子メールで通知すると同時にあらかじめ作成しておいた「準備中」などといった緊急用の代替コンテンツを発信する。

 このほか,電子署名技術を使用して改ざんを検出する仕組みを提供する。これは電子署名作成ツールと,閲覧者のWWWブラウザに組み込むプラグイン・ソフト「IM-Viewer」などで構成する。Webコンテンツ提供者は電子署名作成ツールを使用し,「画像マーク」と呼ばれる画像を作成,これをWebページに貼り付ける。画像マークには,Webページの内容を基に算出した暗号が組み込んでおり,閲覧者がWebページにアクセスした際にIM-Viewerが暗号を照合して,改ざんの有無をチェックする。改ざんがあった場合はIM-ViewerがWWWサーバーにその旨を通知し,緊急用の代替コンテンツを送信させる。Webページを読もうとする閲覧者のパソコンにIM-Viewerが組み込まれていることが前提になるが,日立では2001年7月以降に出荷する同社製パソコンに標準でIM-Viewerを組み込むという。また同社WWWサイトでIM-Viewerを無償配布し,日立製以外のパソコンでも改ざんを検出可能にする。

金子 寛人=ニュース編集部)