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 マイクロソフトは2001年7月27日,Visual Studio .NET ベータ2 日本語版,および.NET Framework ベータ2 日本語版を提供開始した。同社のソフトウエア開発者向け技術情報提供サービス「MSDN」の「ユニーバーサル会員」は「MSDN Subscriber Downloads」のWWWサイトからダウンロード可能である。Visual Studio .NETと.NET Frameworkの製品版は,英語版が2001年内,日本語版は2002年第1四半期に出荷を予定されている。

 Visual Studio .NETは,Visual Studio 6.0の後継であると同時に,米Microsoftが企業システムの構築プラットフォームとして打ち出した「.NET」用のアプリケーションを開発するためのツールとして位置付けられるもの。2000年12月に提供した同ベータ1 日本語版からの変更部分は多岐に渡るが,大きな変更点は主に以下の2つ。(1)WSDL(Web Services Description Language) 1.1のサポート。ベータ1ではSDL(Service Description Language)にしか対応していなかったが,WSDLに対応したことにより,SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用して他ツールとの連携が容易になった。WSDLを自動生成する機能を提供するほか,UDDI(Universal Description,Discovery,and Integration)を利用してXML Webサービスの登録や検索も可能である。(2)付加価値ツールの追加。UML(Unified Modeling Language)で上流工程を設計できる「Visio」,アプリケーションのテンプレート「Visual Studio エンタープライズ テンプレート」,ソース・コード・レベルでWebアプリケーションをチューニングできる「Application Center Test」,グループ開発などでソース・コードのバージョンなどを管理する「Visual SourceSafe」,バイナリ・レベルでWebアプリケーションのチューニングが可能な「Visual Studio Analyzer」---などのツールを追加した。

 なお,Visual Studio .NET ベータ2 日本語版と.NET Framework ベータ2 日本語版はMSDN 2001年9月号,8月28日~31日に開催するMicrosoft Tech・Ed 2001 Tokyoでも配布する予定である。またフルフィルメント(CD-ROM,DVD-ROM,ドキュメントのセット)も3150円(送料,消費税込み)で提供する。同社のWWWサイト,またはファクシミリで申し込みできる。発送は9月初旬を予定する。.NET Framework SDK ベータ2日本語版(Visual Studio .NETに含まれる)に関しては同社のWWWサイトからダウンロードすることも可能だが,.NET Framework SDK 本体の容量は約127Mバイトである。

榊原 康=日経オープンシステム)