野村総合研究所は2001年8月23日,顧客からのクレーム,問い合わせ,要望といった「顧客の生の声」を分析してマーケティングに活用できるテキスト・マイニング分析ソフト「TRUE TELLER(トゥルーテラー)」を発表した。発売は9月中旬で,価格は600万円から。2001年度に10本,発売から3年間で累計50本の販売を目指すと言う。

 同製品の特徴は,文書の管理,検索といったテキスト・データを扱うだけではなく,顧客属性とのクロス分析や,顧客セグメント別の話題の特徴を分析するなど,より詳細な顧客分析が可能である点。単語の頻出ランキングから詳細テキストへのドリルダウン機能や,テキストの自動分類,自動振り分け機能なども備えた。対応OSは,Windows98/NT/2000。

 同社は,コール・センターのクレーム分析やユーザー・ニーズ調査,WWWサイトでの問い合わせデータ分析,掲示板分析,メーリング・リストの分析などの利用を見込んでいる。

木村 亮=ニュース編集部)