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 日本オラクルは2002年1月10日,「Oralce9iプライス」と呼ぶ新価格を2月1日より適用すると発表した。

 価格改定の主な内容は,(1)Oracle9i Database Enterprise Edition(Oracle9i DB EE)のプロセッサ・ライセンスのCPU単価を引き下げ,(2)Oracle9i DB EEの指名ユーザー・ライセンスを引き下げ,(3)Oracle9i DB EE(8CPUまで)のユーザー向けに「追加実行ユーザー・ライセンス」の新設――の3つ。

 「ここ数年でハードウエアの価格が急激に下がったため,Oracle製品が割高に見えてしまった。今回,これを修正する」(製品本部 システム製品マーケティング部 平井明夫氏)ことが価格改定の理由だという。これらの新ライセンスは,既存のユーザーが今後,追加購入する際にも適用される。また,Oracle8iでも利用できる。

 Oracle9i DB EEのプロセッサ・ライセンスは,従来の1CPU当たり960万円(1-3CPU時)から,同500万円(CPUの数に無関係)に引き下げた。また,指名ユーザー・ライセンスも値下げした。従来は12万円/1ユーザー(1CPU時の最小指名ユーザー数は25)だったが,これを一律10万円/1ユーザーにした。

 さらに,8CPU以下のUNIXマシンで利用する場合について,「追加実行ユーザー・ライセンス」を新たに加えた。これまでは,開発者や管理者,エンド・ユーザーの誰が使う場合でも指名ユーザー・ライセンスが必要だった。今後は,“データベースを使うだけ”というエンド・ユーザーに対しては,追加実行ユーザー・ライセンスを利用することでコストが抑えられる。

 追加実行ユーザー・ライセンスの価格は1万円/1ユーザー(100ユーザー単位)と,指名ユーザー・ライセンスの10分の1。既に,Oracle9i DB EEを利用している場合も,追加実行ユーザー・ライセンスの購入は可能である。

 一方で,Oracle9i Database Standard Edition(Oracle9i DB SE)の価格は従来より若干高くなった。Oracle9i DB SEのプロセッサ・ライセンスは187万5000円/1CPUで,従来の162万円より高くした。これは「米国のライセンス料に従ったため」(平井氏)だという。今回の価格改定により,Oracle9i DB EEと同SEのプロセッサ・ライセンス(1CPU)の差は,従来の約6倍から約2.7倍に急速に縮まった。指名ユーザー・ライセンス単価は3万2000円で従来と同じ。

 保守サポートの料金体系は,ライセンス料の22%で,従来と変わらない。ただし,購入済みの製品についても「Oralce9iプライス」のライセンス料で計算されるため,保守料金の値下げにつながる。

 例えば1CPUのプロセッサ・ライセンスの保守料金は,960万円×22%=211万2000円だったものが,次回からは500万円×22%=110万円となる。今回の料金改訂は,DBだけでなくWebアプリケーション・サーバー(APサーバー)やInternet Developer Suiteなど広範囲にわたる。例えば,APサーバーである「Oracle9i Internet Application Server」のEnterprise Editionは,プロセッサ・ライセンス単価を従来の324万円から250万円に下げた。

吉田 晃=日経オープンシステム)