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 アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2002年3月20日,アクセスしてきた端末(WWWブラウザ)に応じて,コンテンツを最適な形に自動変換するソフト「WorldCruiser」を出荷する。コンテンツ記述言語の変換やサイズの変更に加えて,JavaScriptの実行や,Cookieを用いたセッション管理などをサーバー側で代行できるのが特徴である。価格は28万円(10同時接続ユーザー)から。

 WorldCruiserは,HTMLなどのコンテンツ記述言語で記述したWWWページを,携帯電話やPDA(携帯情報端末)など,アクセスしてきた端末ごとに最適な形に自動的に変換する。コンテンツ記述言語だけでなく,画像の形式や色,サイズなども端末に応じて変換する。端末が受信可能なデータ・サイズに収まるようにページを分割する機能も備える。例えば,HTMLのタグから文字サイズが大きいものを最初のページに表示し,それ以外はリンクを張った次のページに表示するといった変換を行う。コンテンツ記述言語,画面のサイズといった各端末ごとの仕様データは,随時最新データをALSIが提供する予定。変換結果に満足いかない場合は,オプション製品「WorldCruiser Customizer」を使えば,ユーザーがGUIでコンテンツの抽出やグループ化などできる。Customizerの価格は,30万円(5ユーザー)から。

 JavaScriptに対応していない端末がJavaScriptを含んだページにアクセスしてきた場合は,WorldCruiserが端末の代わりにスクリプトを実行する。例えば,現在の日付を取得して表示する,繰り返し構文を使って表示する,といったスクリプトが含まれていた場合,WorldCruiserが事前に実行して端末に対応したコンテンツ記述言語のWWWページに変換する。ただし,妥当性チェックなど端末側で入力した情報に対する処理には対応しない。Cookieに対応していない端末に対しては,同様にCookieによるセッション管理を代行することが可能である。WorldCruiserはWWWサーバーと端末の間に介在し,端末に成り代わってCookieのやり取りをする。端末とはセッション情報を埋め込むこんだURLをやり取りすることでセッションを維持する。

 稼働OSは,Windows NT4.0/2000/XP,Solaris 2.6以上,Red Hat Linux 7.1。HTML,CompactHTML,Dynamic HTML,XHTML,XMLなどで記述したページを,HTML,CompactHTML,WML,XMLなどに変換できる。変換可能な画像形式はBMP,GIF,JPEG,PNG。ALSIは,iモード,J-スカイ,EZweb,Pocket PC,Windows CE,Palm,Zaurus端末で動作確認済みだという。開発元は,米MobileWebSurf。ALSIは同社と日本国内での独占販売契約を結び,代理店などを経由して販売する。

相馬 隆宏=日経オープンシステム)