シマンテックトレンドマイクロのウイルス対策ソフト大手2社は2002年5月7日,2002年4月のウイルス被害ランキングを発表した。

 これによると1位は両社とも「クレズ」(シマンテックではW32.Klez,トレンドマイクロではWORM_KLEZと呼称,以下同)で,シマンテックでは1276件,トレンドマイクロでは2240件の被害報告を受けたという。このウイルスは,Internet Explorerのセキュリティ・ホールを悪用し,OutlookやOutlook Expressなどで感染メールをプレビューするだけでも感染する。メールの差出人を詐称するため,送信元になっているメール・アドレスのパソコンが必ずしも感染しているわけではないので,感染源を特定しにくいといった特徴がある。

 このほか,両社とも2位は「バッドトランス」(W32.Badtrans.B@mm,WORM_BADTRANS.B),3位はJavaScript型の「エクセプション」(JS.Exception.Exploit,JS_EXCEPTION.GEN)となった。

 両社とも,セキュリティ・ホールは放置せず,確実に対策を講ずるべきとしているほか,添付ファイル付きメールの取り扱いに注意することや,ウイルス対策ソフトの導入とその定義ファイルの更新を行うなど,感染を未然に防ぐ予防策に努めるよう注意を促している。

木村 亮=BizTech編集)