ノベルは2002年5月20日,ディレクトリ・サービス・ソフト「Novell eDirectory 8.6」に加え,シングル・サインオン機能を提供する「同SecureLogin 3.0」,企業ポータル構築ソフトの「同Portal Services 1.5」,WWWサーバーのアクセス権を一元管理する「同iChain 2.0」の4製品を発表した。eDirectoryとPortal Services,iChainの3製品は5月31日から,同 SecureLogin 3.0は約1カ月遅れて6月28日に出荷開始する。4製品ともオープン価格で販売する。

 同eDirectoryは,ノベルが開発したディレクトリ・サービス・ソフト。NetWareやSolarisのほか,Windows NT/2000やLinuxなど複数のプラットフォームで利用できる。新版では,使用できる総データベース容量を従来の1Tバイトから8Tバイトに拡張したほか,マルチプロセッサ環境でのパフォーマンス向上や同期処理のアルゴリズムの最適化などを図ったという。

 同SecureLoginは,Windows上で稼働するアプリケーション全般を対象にシングル・サインオン機能を提供するソフト。クライアントPC上で動作する。ユーザーIDとパスワードをディレクトリ・サーバー上に格納しておき,クライアントPC上のアプリケーションへのログオン認証をバックグラウンドで処理する。対応するディレクトリ・サーバーは,同社のeDirectoryのほか,Windows 2000 Active DirectoryやLDAP3対応のディレクトリ・サービスなど。

 同Portal Servicesは,インターネット上のWebコンテンツや社内で管理しているファイルから,必要な情報を1つのWWWページにまとめて表示する企業ポータル構築ソフト。eDirectoryに格納された情報を活用して,各ユーザーごとに個別のポータル環境を作成する。

 同iChainは,Webアプリケーションのセキュリティ管理機構をディレクトリ環境に統合するパッケージ。ディレクトリ・サーバーであるeDirectoryと連携して,ディレクトリに登録されたユーザーやオブジェクト単位でネットワーク資源へのアクセス権の設定などが可能になる。PKIベンダーが提供するデジタル証明書を用いたユーザー認証などにも対応する。

(菅井 光浩=日経オープンシステム)