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 インフォテリアは2002年6月25日,企業間プロセスを連携するBtoBサーバー・ソフトの新版「ASTERIA R2」を出荷開始した。価格は1CPU当たり400万円から。

 新版の主な強化点は,企業内システムを連携させるための機能を充実させたこと。これまで,XML(Extensible Markup Language)のみをデータ・フォーマットとして利用していたが,CSVやPDFなどのデータ・フォーマットにも対応し,かつOracleやMS SQL Serverなど各種RDBMSとのインタフェースや,SAP R/3などアプリケーション・パッケージとのアダプタを用意した。

 従来こうしたインタフェース部分は,独自ライブラリを使ってコーディングする必要があった。新版では,RDBMSやアプリケーション・パッケージなどとの接続部分を,GUI上でアイコンを接続し,パラメータを指定するだけで設定できるツール「ASTERIA Designer」を備え,コーディング負荷を軽減した。

 ASTERIA Designerで複数のデータ連携と連携部分の内部処理を設定していくことで,プログラミングなしで業務プロセスを連携させたシステム構築が可能となる。「ユーザーから業務フローをヒアリングしてから3~7日でプロトタイプを構築可能」(インフォテリア 代表取締役社長 平野洋一郎氏)と言う。またASTERIA Designerは,Webサービスを作成する機能や,Webサービスを利用するプログラムを開発する機能も備える。

 同社がこうした強化を実施した背景には,BtoBシステムにおいてはXMLベースでない既存システムとの接続も多く,そのインタフェース部分における開発工数が大きな比重を占めていたことが挙げられる。またXMLを使ったインタフェースでは「大きなデータの場合,XSLTプロセッサの変換処理がパフォーマンスの問題となる」(平野氏)といったことから,RDBMSとのインタフェースにはJDBCを介するなど,各既存システムに合わせたインタフェースを開発する必要があった。既存の社内システムを連携させる必要があるという点において,XMLですべてを連携させていくにはまだ課題が残っている状況といえる。

(森側 真一=日経オープンシステム)