NTTコミュニケーションズ(NTTコム)ブロケードコミュニケーションズシステムズは2002年9月12日,ストレージのディザスタリカバリ(災害発生時の復旧)などを実現するための実験・検証施設「ストレージ・マネジメント・ラボ」を共同で開設した。NTTコムの竹橋ビル(東京都千代田区)内に設置し,同施設とNTTコムの千代田区大手町にあるデータセンター間を1Gビット/秒の広帯域ネットワークで結び,実験・検証を行う。9月中にも稼動する予定。

 具体的な実験・検証の内容は,同施設内にSAN(Storage Area Network)を備えた2つのシステムを用意し,2システムを大手町のデータセンター経由で接続する。SANの帯域は2Gビット/秒。ファイバチャネルのSANとイーサネットはIP SANゲートウエイで接続する。これにより,2システムが持つ別々のSAN間で物理的に離れた場所を経由した相互接続を実現する。また,異機種混在環境での相互接続,相互運用,製品固有の機能の検証なども予定する。

 現時点では,兼松エレクトリニクスやコンピュータ・アソシエイツ,住商エレクトロニクス,東京エレクトロン,東芝,日本IBMなどの11社が同施設を利用した実験・検証に参画する予定。

 SANと広帯域ネットワークを組み合わせた実験や検証が進むことによって,物理的な距離の制限を受けないシームレスなストレージ利用が大きく前進すると考えられる。

(武部 健一=BizTech編集)