日本IBMは2002年10月3日,データベース管理システムの新製品「DB2 ユニバーサル・データベース V8.1」(以下,DB2 V8.1)を発表した。11月21日に出荷開始する。

 DB2 V8.1はIBMの全社的なテーマである「オートノミック(自律型)コンピューティング」の研究を背景に,「SMARTマネジメント」と名付ける初歩的な自己管理機能を搭載した。SMARTマネジメントによって,データベース管理者が持つスキル・レベルへの依存度が低いデータベース・システムの管理や生産性の向上が実現できるとする。

 最小構成の価格はパーソナル版が5万2700円,ワークグループ・サーバー版が1サーバー当たり14万2300円/1ユーザー当たり3万6800円,ワークグループ・サーバーのユーザー数無制限版が114万6300円,エンタープライズ版が304万6000円。対応OSはWindows 95/98/Me/NT/2000/XP,Linux,AIX,Solaris,HP-UX。また,これらのOSの64ビット版にも対応する。

 DB2 V8.1が備えるSMARTマネジメント機能では,メモリーが不足したり表スペース(DB2において,表を記憶するための論理的な領域)が一杯になるなど,データベース・システムが致命的な状態に陥りそうになった時に,電子メールやポケベルなどを通して管理者へ通知する「ヘルス・センター」機能を搭載する。また,簡単な質問に答えてゆくだけで膨大な量のパラメータを最適な数値に自動設定する「構成アドバイザー」も提供。構成アドバイザーによって,最適な状態でデータベース・システムを運営するために必要となるパラメータ・チューニングの作業を大幅に削減することができる。

 このほか,DB2 V8.1ではWebサービス(SOAP)を経由してインターネット経由で他のデータベース・システムと連携できる機能を強化するなど,システム連携時における利便性を高めた。

(武部 健一=BizTech編集)