ノベルは2002年10月22日,同社のWebサービス分野の新戦略を発表した。これによると,同社は,これまで顧客企業の部門別に提供してきた既存製品と今後発売する新製品を,「Webアプリケーション開発/サービス」「セキュリティ管理」「ネットワークサービス」「コンサルティング」の4つのソリューション分野に分類した。企業に対し,単に製品を販売するだけに留まっていたこれまでの体制を見直し,コンサルティングを通じて顧客企業の要望を取り入れた上で,Webサービスに必要な製品やサービスを一貫して提供できるようにするという。

 4つに分けたソリューションは具体的には,(1)同社が買収した米SilverStream SoftwareのWebアプリケーション/Webサービス製品群「Novell exteNd」,(2)ユーザーのプロフィール情報を基にWebサービスなどへのアクセス条件を制御するセキュリティ管理製品群「Novell Nsure」,(3)部門別システムを1つのネットワークで繋いで利用可能にするネットワークサービス製品群「Novell Nterprise」,(4)同社および同社のITコンサルティングパートナーが提供するコンサルティングサービス「Novell Ngage」。

 Novell Nsureでは,既存製品として,ユーザーが1つのID認証でさまざまなWebサービスを利用できる“シングルサインオン機能”を持つツール「iChain」などを用意している。11月1日には,新製品「Novell Nsure Resources」を発売する予定。Novell Nsure Resourcesは,新入社員が即時に社内ネットワークを利用できるように,人事情報データベースに新入社員のプロフィール情報を登録すれば,自動的に電子メールや社内システムのソフトウエアの利用に必要なユーザーアカウントが作成できるという。

 また,Novell Nterpriseでは,デスクトップ管理ツールの新版「Zenworks for Handheld」を日本でも発売する予定。Zenworks for HandheldはPDAを対象とした製品で,ソフトの自動配信や利用状況のモニタリングなどの機能を備える。新製品に関する製品内容や発売時期,価格などは未定。

(武田 麻巳=BizTech編集)