コンピュータ・アソシエイツ(CA)は2002年11月7日,従業員が1000人を超える大企業向けのアカウント管理ソフト新版「eTrust Admin 2.01」を発表・出荷した。メインフレームやWWWサーバーなどと連携して,各システムが個別に登録・管理しているアカウントを一括管理できるのが特徴。従来版「同 1.6」と比べ,従業員自身が自分のパスワードや個人情報を変更できる機能を備えたことで,システム管理者の負荷軽減を狙う。

 eTrust Adminは,独自のディレクトリ機能を備えており,最大で5億人までのアカウントの登録/管理が可能。企業内に分散した各種システムやアプリケーションと連携することが可能で,アカウント登録/管理の手間を大幅に削減する。

 例えば,Adminに対して新規ユーザーとロール(営業など社内での役割)を登録するだけで,役割に応じて社内の各アプリケーションやシステムに自動的に新規ユーザー登録をすることができる。またユーザーが退社した場合も,Adminから削除するだけで自動的に退社したユーザーが登録されていたすべてのシステムから該当アカウントを削除することができる。「1000人を超える会社では総アカウント数が8000個に達する場合があり,Adminのような自動管理機能を使わないと,人手だけではもはや管理できない。また,競合他社となるNovellのディレクトリ・サービス・ソフトや,オープン規格であるLDAPに対応した他社のアカウント管理ソフトは,メインフレームからWebアプリケーションまで幅広いシステムに対応していないので大規模環境での利用には向かない」(ディレクターの宮下毅氏)と,Adminを使うメリットを説明した。

 価格は75万円(100アカウント)から。稼働環境は,Windows 2000/NT 4.0。連携可能なシステムは,Microsoft Exchange,Oracle,LDAP,Microsoft Active Directory,IBM RACF,eTrust Access Control,eTrust Single Sign-on。Adminのユーザー企業は現在20社であり,新版投入で2003年3月までに新たに30社への導入を見込んでいる。

(小川 計介=BizTech編集)