図研ネットウエイブは2002年11月22日,ウイルス対策やコンテンツ・フィルタリングといった主要セキュリティ対策機能を備えるゲートウエイ機器の最上位モデル「FortiGate3000」を発表した。ASIC(特定用途向けIC)の採用などにより処理性能を高め「既存のゲートウエイ型ウイルス対策ソフトと比べ,数十倍以上の高速処理が可能」(開発元の米Fortinet President & CEOのKen Xie氏)と主張している。価格は523万円。2003年1月に出荷する。

 Fortinetの製品は図研ネットウェイブのほかシーティーシー・エスピーデータコントロールフォーバルクリエーティブが販売しており,各社ともFortiGate3000を2002年末から2003年初頭に出荷する見込みである。

 FortiGateシリーズは,「ウイルス対策」,「ファイアウオール」,「VPN(Virtual Private Network)」,「コンテンツ・フィルタリング」といった主要なセキュリティ機能を1台のハードウエアで処理する。ASICと専用OSを組み合わせることで処理性能の向上を図っている。国内では,シマンテックほか主要ウイルス対策ベンダーがゲートウエイ型ウイルス対策ソフトを先行発売しているが「ウイルス対策処理の性能と総合的なセキュリティ対策機能で差別化できる」(図研ネットウエイブ 代表取締役社長の高谷英一氏)としている。

 ウイルス対策機能としては,HTTPやSMTPに加え,POP3,IMAPなどのプロトコルに対応。新種や亜種のウイルスが発見,または通知されてから4時間以内に,データ・ファイルを更新,配布できる体制を整えるという。

 同製品は,ギガビット・イーサネットのポートを3つ備える。3DESで暗号化した際のVPNのスループットは300Mビット/秒。VPNのトンネル数は5000。キーワードやURLなどでコンテンツをフィルタリングする機能を備える。

 FortiGateシリーズは,最上位モデルであるFortiGate3000のほか,20ユーザー程度の小規模事業者を対象とした「FortiGate50」(16万6000円)など7モデルがすでに出荷されている。

(菅井 光浩=日経オープンシステム)