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 富士通は2003年1月22日,Webアプリケーション開発向け製品群の新版「Interstage V5.1」を販売開始した。新版では,Webアプリケーション・サーバーの廉価版「Interstage Application Server Plus」を同製品群に加えた。Interstageはこれまで大規模システムでの利用が多かったが,これにより中小規模のシステムにおける適用を狙っている。

 Interstage Application Server Plus(以下,IAS Plus)は,1サーバーで1CPUの場合に70万円であり,ハードウエアやシステム構築費用も合わせて700万から800万円程度のシステムを販売ターゲットにしている。インストールの操作を簡易にする機能や,ポータル機能およびその画面をユーザーがカスタマイズできるようにする機能を備え,導入やメンテナンスを容易にした。既存のInterstage Application Server(以下,IAS)と比べてこうした機能追加および低価格化を図った一方で,ホットスタンバイ機能など大規模システム向けの機能を削った。

 IASも新版で強化している。IASとIAS Plusともに,新たな独自フレームワークを備える。このフレームワークはオープンソースのフレームワーク「Struts」で開発したアプリケーションを取り込んで利用できる特徴をもつ。ただしIAS Plusに対する開発では,開発ツール「Interstage Application Server Plus Developer」が,IASに対しては「Interstage Apworks」が別に必要である。これらの開発ツールは,オープンソースの統合開発環境Eclipse V2.0をベースに独自に拡張した製品。これにより,Strutsを使って開発したアプリケーションを取り込むことができる。今回Eclipseを新たに採用したことで,一般に流通しているプラグインが使えるメリットがある。

 このほか,システム間の連携ツール「Interstage CollaborationRing FTI」も新たに加えた。ファイル転送を使ってプロセス間のデータ連携を実現する。既存のビジネス・プロセス管理ツール「Interstage CollaborationRing PM」で作成したアプリケーションとも連携できる。

 IASおよびIAS Plusのサーバー稼働環境は,Windows NT/2000,Solaris,Red Hat Linux,Turbolinux。出荷開始は,IAS PlusとIAS Plus Developerが2003年2月中旬,Interstage CollaborationRing FTIが2003年3月初旬である。

(森側 真一=日経オープンシステム)