ガートナー ジャパンのデータクエスト部門は2003年3月7日,2002年の国内企業向けルーター市場に関する調査データを発表した。出荷台数は前年比30.9%減の41万1000台となったものの,金額ベースでは同21.4%増の1138億円となった。

 内訳で見ると,ADSLの普及によりISDN対応などのローエンド・ルーターが前年比32.1%減の38万3000台と大幅に落ち込んだ。ミッドレンジやハイエンドのルーターも同8.1%減の2万8000台となったものの,売り上げ金額では同29.5%増の710億円となった。ギガビット・イーサネット・モデルなどの高性能・高価格モデルの市場への投入が相次いだことが金額増に寄与している。

 ベンダーごとの売り上げ金額ベースでのシェアを見ると,ローエンド・ルーターでは,シスコシステムズ(50%)に富士通(15%)が続いた。企業向けバックボーンなど,ハイエンド・ルーターでもシスコシステムズ(76%),富士通(14%)の順番となった。ローエンドからハイエンドまで,シスコシステムズが圧倒的なシェアを握っている。

(小川 計介=BizTech編集)